今は、探そうと思えば必要な情報はすぐ手に入る時代です。
AIの進化もあり、レシピの情報量は膨大になりました。
昔は「料理は見て覚えるもの」と言われ、家庭の味は体験の中で受け継がれてきました。
私が料理教室で修業していたときも、技術を見て覚えるのに必死でした。そこから、テレビの料理番組、雑誌やレシピ本へと広がり、学ぶ手段はどんどん増えていきました。
そして今。
レシピはアプリ、SNS、動画プラットフォームなどで無料公開されるのが当たり前です。
こうなってくると
「無料で手に入るレシピ」と、わざわざお金を払ってでも欲しいレシピの違いは何か?」
どこでも手に入る情報には、人はなかなかお金を払いません。
これはレシピビジネスでも同じです。
では、今の時代に“売れるレシピ”とはどんなものなのでしょうか。
1. 悩み解決型レシピ
- 子どもがごはんを食べない
- 忙しくても時短で作りたい
- 原価を抑えたい
- カフェメニューに落とし込みたい など
具体的な課題に対して答えをくれるレシピは、価値が明確です。
カフェ開業や商品開発でも「コンセプトに合う」「利益が出る」設計があるかどうかが鍵になります。
2. 健康・美容訴求型レシピ
- 腸活美肌レシピ
- 冷え対策レシピ
- 高たんぱく・低糖質のダイエットレシピ
- アレルギー対応レシピ など
食のプロとして活動するなら、「なぜその食材なのか」「どんな根拠があるのか」まで説明できることが強みになります。背景があるレシピは、単なる作り方以上の価値を持ちます。
3. おいしさが信頼で担保されているレシピ
「人気料理家のレシピ」
「有名シェフ監修」
たとえば “この人のレシピなら間違いない”と思ってもらえる存在。一昔前でいうと栗原はるみさんでしょうか。彼女は「料理研究家」という職業を生み出したパイオニア。当時の料理好きな方は、こぞって彼女の料理本を買ったのではないでしょうか?(私は家政婦の志麻さんのレシピがすごいと思っています(笑))
ここで大切なのは、
レシピそのものよりも“誰が作ったか”という信用です。
カフェオーナーやフードフリーランスに必要なのは「レシピのブランディング」
今はレシピそのものでは差別化しにくい時代です。
だからこそ重要なのは、
- 誰が発信しているのか
- どんな経験や実績があるのか
- どんな想いで作っているのか
という「背景」です。
●●といえばあの人。あのジャンルならあなた。
そう言われるポジションを取れるかどうか。カフェ開業を目指す人も、フードのフリーランスとして活動する人も、
これからは「レシピを作る力」だけでなく、“あなたから買いたい”と言われる設計力=ブランディング
が必要になります。
情報があふれている今だからこそ、
選ばれるのは「情報量」ではなく「信頼量」。
レシピを売るのではなく、
あなたというブランドごと届ける。
そこに、これからのレシピビジネスの可能性があります。

